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キラリ キヨさん 結界

畳の発生から未来への希望を、私的独断的な歴史観でまとめてみました。
各時代での畳による日本文化への影響など、わかり易くご紹介いたします。




初めての出会い

原始の藁生活から莚(むしろ)のような薦(こも)に変わり、よりクッション性を求めて薦を重ねて行くようになりました。この重ねる行為から、「畳まるもの」⇒「畳」の語源であったと推測できます。木造家屋に住むようになり板の間の上に敷く布団としての機能が有ったと思われます。高貴な人々の寝具としての畳は、機能だけでなく美観にもこだわるために、技術や技能が色々と磨かれてきました。
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光源氏 (平安時代)

源氏物語の中でも、畳に関する記述が存在し、絵巻からも現在の形状に近い「畳」を見ることができます。世界に誇る世界最古の恋愛小説「源氏物語」は、紫式部が畳の上で、書いていたことは、ほぼ間違いない事と推察できます。あれだけの集中力と想像力は、畳無しでは、けっして実現することはできなかったでしょう。最高傑作は、畳無しでは、語れません。
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足利尊氏 (室町時代)

銀閣に見られるように書院造も完成度を高め畳を部屋全体に敷き込む事が、上流階級に普及してくるようになりました。有能な家臣との信頼関係と緊密な連携により天下取りを果たした足利尊氏は、コミュニケーションツールとして効果の高い畳の上で話し合いを持たれていたことは、充分に推察できることだと思います。天下統一の歴史は、畳の発展が寄与した事は、間違いないと私は思ってます。
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千利休 (安土桃山時代)

畳が高貴な者だけの敷物から、生活の敷物へ変遷していきます。この時代は、なんと言っても「千利休」による茶道の隆盛により、畳の様式や定法化が発展し生活素材への普及の礎を築きました。ほぼ現在の畳様式は、千利休様式と名付けても良いと思われます。畳が質的にも量的にも円熟し、その上で培われた日本文化も、世界に類を見ないほどの高度な文化価値を創り上げることが出来ました。
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徳川家康 (江戸時代)

町民文化の中にしっかりと畳が普及し、庶民の暮らしの中にも畳が使われるようになってきました。畳による健康作用で、平均寿命も伸び、社会全体が明るく揚々としてきたのだと思います。数々の騒乱や天変地異を乗り越え徳川家が300年に渡って安定した支配を保った根本原因は、畳があってこそと察します。畳は、社会や世情を安定させるツールとして欠かせない物なのですね。
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明治・大正時代

欧米文化の移入により、椅子生活をするようになりますが、初期の頃には、畳の上に絨毯を敷いて椅子とテーブルを並べていたようです。日本の和室及び和風様式は、とても包容力があるため、色々な生活様式も難なく取り入れるようになりました。心豊な日本の器量は、畳を基礎として育まれ、稀に見るほどの獏とした空間構成が、人の心の器量にまでも影響しておりました。
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昭和時代

終戦後、たぐい稀な速さで、高度経済成長を成し遂げ先進国の仲間入りまで果たしましたが、経済成長に心を奪われ、畳の文化的な価値が見失われていった時代でも有りました。畳の価値を見失ったと伴に日本人の心の豊かさも失われていった時代となりました。生活様式は、フローリングを基盤とした、欧米様式に流されてしまい。日本の心の糧である畳を何故か疎んずる方向へと向かいました。
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平成時代

経済的な充足感が満たされているのに、何故か幸福感を感じることの出来ない憂鬱に苛まれる時代を迎えました。人々は、畳を失った事で、日本人の心が失われていることに気付かないまま社会全体がぎくしゃくとして来ました。時代は、見失ってしまった過去の物や事柄を検証し、その根底に流れる心の機微を見つけ出そうとしています。畳は、コミニュケーションツールとして復活し、心豊かで美しい国日本が、再生されていく事に向かいます。
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現代(令和)

東京オリンピックの開催から、世界中が日本の生活様式の「畳文化」に憧れるようになります。日本の中でも畳の重要度に気づき始め人工的な加工品から、天然で安心出来る床生活を求めるようになります。特に鎮静効果の優位性から、木製リビングへの変化が現れてくることで、家族の在り方、組織の在り方が平穏にまとまるようになっていきます。
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未来に向けて

地球温暖化など環境問題が重要視され、人類のエネルギー消費を抑制させるには、畳の床の生活が必要不可欠になり、世界中の人々がこのたぐい稀な畳文化を地球の救世主となることに確信を得、畳が世界中でもてはやされる事になります。そして畳文化の普及により、人々のコミュニケーションが促進され、犯罪率も少なくなり未来に向けて希望の持てる平和な社会構成が築かれていきます。
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だから、畳を無くしては、いけないのです。



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